赤壁
『RED CLIFF Part1』を見てきました。
知らない人のために簡単に説明すると、今から1800年前の中国で起きた、「赤壁の戦い」の映画。
小説「三国志」の中で最も有名な合戦と言えるでしょう。
タイトルの「Part1」が示すように、この映画は2部構成となっており、後編の公開が控えています。
「連環の計」も「十万本の矢」もまだ出てきません。龐統すらまだ出てきてませんから。
↑ネタバレのため反転してます。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」は、3部作とはいえ1も2もそれなりのエンディングでした。ダブルオーも一応ファーストシーズンでひと区切りつきました(笑)
が、本作は完っ全に話の途中で切られてて、消化不良感たっぷりです。
「絶対Part2も観るぞ」と、腹を決めてから観ないといけませんね(^_^;)
しかし、前編だけとはいえ、総制作費100億円(!)に恥じない映像の迫力でした。
やはり、合戦シーンなどにおける「人」の多さは、中国映画のお家芸であり、実際に1,800年前の中国にいるような臨場感を味わえました。
大迫力の映像を観るだけでも価値はありますし、「後編に期待を抱かせる」という役割はきっちり果たしています。
ストーリー自体は、誰もが知っている話なので意外性を持たせず忠実に再現されていますが、合戦と合戦の間に描かれているシーンに、赤壁の戦い以外の出来事を想起させるシーンが少しずつ盛り込まれていました。
省略されがちな呉の人たちにまつわるエピソードが多かったのがこの映画を特徴づけています。
周瑜の名前が最初に出てきていることからも、呉から見た「赤壁の戦い」の映画であり、蜀目線で作られることの多い三国志関連の作品とは一線を画しているなと感じました。
登場人物のキャラ分けもしっかりされていて、合戦シーン以外も楽しめます。
日本人の方が携わった音楽もとてもよかったです。
もう1つ特徴をつけ加えておくならば、この作品は「三国志」の映画化でも「三国志演義」の映画化でもなく、「三国無双」の映画化と言うのが一番正しいと言うこと。
関羽、張飛、趙雲ら豪傑たちの強さが、文字通り「一騎当千」です。
ハンパねぇです。
やんごとねぇです(違ぇよ)。
特に、映画冒頭で長坂単騎駆けを見せた趙雲はカッコよすぎ。
甘興(甘寧をモデルにした架空のキャラとのこと。死亡フラグ?)役で特別出演の中村獅童もハデな太刀回りで魅せてくれました。何が“特別”なのかようわからんけど。
広島の高萩に似てると思い始めてからなんか好きだな、この人(笑)
いっぽうで魏の武将達は背景化して誰が誰だかわからない状況になっているなど、監督の好みがモロに出ているかもしれませんね。
実はこの映画を観る前に、ミクシィとヤフーでキャラクター診断をやってたんですが、2つとも同じ結果になったんです。ちょっとビックリ。
そのひいき目もあって、役を演じていた俳優さんがすごくカッコよく見えました。
え? 誰だったかって?
チューボーですよ~!
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コメント
チューボーですよ?
あ〜小林麻耶のことね
投稿: ひろ | 2008年11月 2日 (日) 06:04
>ひろさん
うわぁ。。。つД`)
山田くん、全部もってってー
投稿: ひらっち | 2008年11月 3日 (月) 22:46